スキー指導員になるには?給料はいくら?検定の受験資格は?
ワールドカップジャンプ女子の高梨沙羅選手の活躍で、ウィンタースポーツの中でもスキーは大人気となっています。
そのスキーを教えるスキー指導員についても、なりたいという人が急増していますが、そのためには資格が必要です。
ここでは、スキー指導員になるにはどうすればよいか、給料はいくらか、検定の受験資格について解説していきます。
スキー指導員になるには?
スキー指導員は、スキーの高度なスキルが要求されるだけでなく、指導者として、生徒に分かりやすく教える能力が求められます。
スキーの指導者の民間資格がスキー指導員で、主としてスキー場が職場になります。
冬場だけの場合、非常勤で働く人も多い仕事ですが、スキー教室で教えるためには、全日本スキー連盟が認定する指導者である必要があります。
他では、クラブやスキー学校での指導活動、地域でのスキースポーツのリーダー活動なども、スキー指導員の役割になります。
スキー指導員になるには、指導員資格、もしくは準指導員資格取得が必須になります。
まず準指導員の資格を取得して、講師としての経験を2年以上積むと、スキー指導員の受検資格が与えられることとなっています。
スキー指導員の給料はいくら?
スキー指導員の仕事は、当たり前ですが基本的には冬のみの活躍となりますので、正社員ではなくアルバイトとして働くことが多いです。
スキー指導員には常勤と非常勤の二種類があり、どちらで働くかによっても給料は変わってくると言えるでしょう。
スキー指導員の給料は、正指導員でだいたい一日八千円ほど。
準指導員だと、その半額程度の日給になるようです。
それを時給で換算すると、正社員の場合は、割と高い時給になると言えるのではないでしょうか。
また、スキー指導員として時給を上げていくには、やはり「経験値をあげて、必要とされる指導員になるということが必要になるでしょう。
経験値によって時給が、九百円のところもあれば二千円のところもあるなど、かなりの開きが見られる様です。
スキー指導員の検定の受験資格は?
スキー指導員の第1歩としては、準指導員検定に合格しなければなりません。
そして、準指導員のスキー指導員の検定においては、基礎理論12時間、実技実習22時間、指導実習6時間の養成講習会を受講しなければなりません。
これらを受講した上で、スキー指導員の理論と実技検定試験を受けるという方向性になります。
スキー指導員の理論に関しては、60%以上、そして実技は9種目中7種目以上で基準に達すれば、合格となります。
ただ、準指導員のスキー指導員の検定を受験するには、3つの資格要件が必要とされます。
それは20歳以上、前年度までに級別テストの1級を取得、養成講習会を修了していることで、これらの要件を満たしていないと、準指導員のスキー指導員は受験できません。
スキー指導員になるための検定の実技検定に関する各種目の合否については、検定員3名中2名以上の合否判定で決定されます。
スキー指導員の検定員は、各種目ともに80ポイントを合格基準としています。
各単位内の種目のすべての合格をもって、スキー指導員の単位の取得ができるという具合になっています。
総合判定については、スキー指導員は、実技3単位と理論1単位の取得をもって、合格とされます。
スキー指導員の準指導員検定においては、各種目の合否は、検定員3名中2名以上の合否判定で行い、検定員は、各種目共に75ポイントを合格基準とします。
そして、準指導員のスキー指導員の場合、実技9種目中7種目以上の合格により、実技合格とします。
また、準指導員のスキー指導員の総合判定については、実技合格と理論合格をもって総合合格になります。
全日本スキー連盟公認スキーのスキー指導員の検定に合格すれば、晴れて指導をすることができます。
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まとめ
スキー指導員に限らず、仕事を始めたばかりの人の時給は総じて安いものですが、コツコツと仕事をしていき、高いお給料を得ることができる様に努力をしていきましょう。
高額時給のスキー指導員として認められるには、やはり「しっかりとした経験」が必要になるでしょう。
スキー指導員として高い時給を得るには、できるだけ多くの日数をこなすことも必要です。
土日だけ勤務のスキー指導員と、シーズン中びっしりと働く指導員では、やはり時給にも違いがでてきます。
色々注意することはありますが、スキー指導員は楽しい仕事ですよ。
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